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2025.04.17
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2025.05.09
ブログ
皆さんのなかにもラムネのビンに入っているビー玉はどうやって入れたのか不思議に思われた方もいらっしゃると思いますが、最近はトリビアとして分からないことはネットで検索すればすぐに教えてくれて便利な時代になった物だと思います。
(ちなみにそれはビー玉を先にビンに入れてから口の部分を熱してすぼめてしまうとか、まあ当たり前みたいな話ですけどね)
また昭和期の話で恐縮ですが、現場での体験をひとつお話してみようと思います。
現在のようにユニットバスが当たり前のように普及する前は、お風呂は作り付けで設けるのが普通でした。
浴室をリニューアルしたいと言うことで依頼があり、現地を確認して一坪ほどのスペースでプランを作ってみることにしました。
鋳物ホーローの浴槽を設置、エプロンとか壁、床はタイル貼り土間の排水金具はタイルサイズに合わせた細長タイプ、水栓金具はサーモ付シャワー混合栓の仕様で、タイルの柄に凝ったりまあまあのプランができたのでそれで見積り・提案をしたところ、一応気に入っていただき無事契約させていただきました。
浴室プラン設計のことだけしか考えていなかったため、浴槽が結構大きなタイプでその搬入経路を廊下からするしかなかったのですが、一カ所クランクコーナーがあることを軽視していました。
浴槽サイズとして1400×810×610ほどだったと思いますが廊下幅78センチぐらいあり、浴槽を縦に起こしてコーナー部分はうまく回転させればなんとかクリヤできるであろうとたかをくくっていたのですが、現実はそう簡単ではありません。
一人で運ぶには重くて無理ですし、二人がかりでもやっとぐらいです。
コーナー部分ではへたすると壁に当たって傷がつきそうです。
さて困りました、どうした物かと思案しておりましたら左官職人さんが過去そういった事例があったのか「そりゃあ窓からでも入れるしかないで」と言ってくれました。
そうかと思い浴室既設の引き違い窓サッシの大きさを測ってみると高さは75センチほどあり、ぎりぎりクリアできそうです。
応援をたのみ、4人がかりで外部から窓越しに搬入することができ、無事浴槽を納めることができました。
もし窓が小さかったりしたらどうなったことやらです。
この教訓により家具等にかぎらず物を入れるときはまず搬入経路が確保できるか確認をするようになりました。
最近の住宅は省エネの関係か開口部を大きくとらず、小さな窓しか設けないケースが多くなってきた気がします。
2階に少し大きな家具(ベッド、タンスやアップライトピアノなど)を設置する計画がある方は要確認と申し上げておきます。
山田でした
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