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2022.02.07
ブログ
前回の「リフォームを考える」寒い家のリスク編をふまえて、今度はどういったリフォームを行うと良いのかを考えてみました。
最近はリフォームをされるお客様が増えていますが、共通して言われるのは”寒さ”です。
すき間風が・・・とか、暖房が効かなくて光熱費が・・・とか様々ですが、全ては家の”寒さ”が影響しています。
今回は特に”寒さ”に関しての「リフォームのススメ」をしたいと思います。
前回、お家の温度が低い事で起こるリスクを記述しましたが、どんな事をすれば
暖かいお家になってリスクを軽減できるのでしょうか。
最初に思いつくのは「断熱性」を上げることでしょう。
壁、天井、床に対して断熱材が入っているのは当たり前ですが、それはここ近年の話です。
少し昔に建てられたお家に関しては、断熱材自体が入っていない場所があったり、
入っていても壁内結露(壁の中で結露が起こる現象)により、断熱の役割が出来ていないばかりか
壁の中で腐食が進み、そこで発生したカビなどで健康被害(喘息など)にあう方もいます。
お家の中が寒くて体調がすぐれないと感じる方、もしかしたら影響が出ているかもしれません。
床の断熱も重要です。
底冷えで足先が冷えるという方、とても多いです。
家の中でも靴下を履いて、スリッパも履かないと冷たくて・・・という方は
床の断熱を見直すことも考えるべきです。
私は末端冷え性なのですが、冬の床は嫌いです。コタツから出れないんです。
他には窓ガラスの交換も効果的です。
今では当たり前になっているペアガラス(2枚のガラスの間に空気層があるガラス)により、
外からの寒さを遮断する力は高くなります。ただ外壁も一部解体が必要になるので、
コストを抑えようと思うなら、「内窓」を付けられることをオススメします。
2回窓を開ける手間は増えますが、断熱効果以外にも、防音効果も上がります。
断熱に関して記述してきましたが、効果的な物の一つとして、
「自然素材」を使うという事があげられます。
特に寝室に関しては、無垢材や珪藻土などで仕上げた部屋と、
クロスやビニールフロアで仕上げた部屋とでは睡眠の質が違う事が分かっています。
深い眠り(ノンレム睡眠)の時間が30分近く長くなるという結果が出ているのです。
また、自然素材自体は、熱を蓄える効果もある為、暖房との相性もいいのです。
前述した「床の冷たさ」は、無垢の床材に変える事で、スリッパはいらなくなるかもしれません。
結露に関しても、無垢材の調湿効果(湿度を調整する効果)により緩和される傾向があるのです。
何より、匂いや質感で分かると思いますが、リラックス効果により、精神的な健康被害の緩和に繋がります。
今回は”寒さ”に関する事を記述しましたが、それ以外の ”不便に思う所” も
一緒に見直すことをオススメします。
ここには壁を作った方が暖かくなりやすいとか、使ってない部屋を有効的に使うやり方など、
お家のプロの観点で見た時に、有効的なリフォームがあります。
もちろん”資金的な不安”もあるとは思いますが、まず相談をしてください。
確かに”今”を見るとリフォーム代や、それに伴う経費で心配になる方もおられるでしょう。
ですが”将来”を見た時に「リフォームを考える」で記述したようなリスクを軽減するためにも
”将来を見据えたリフォーム”をする事が大事なのです。 福島
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